プラトーン(小隊)のススメ
クランの醍醐味の一つと言っても良いプラトーン(小隊)。ただ漫然と組むだけじゃなく、より良い小隊ライフを送るためのコツを説明するぞ。
とにかくコツだけを知りたい人はページの下の方にある「小隊のコツ」に飛ぼう。
小隊の効果
小隊を組むってことは大きく分けて3つの効果がある。
- 味方のメンバーを固定できる
- 互いに積極的な連携ができる
- 最適な戦略を共有できる
味方のメンバーを固定できる
通常のランダム戦では自分以外のメンバーは完全にランダムであり、それ故に十分な戦闘数を重ねれば自分の戦績が精度高く現れてくる。例えば6面サイコロを3回振っても6/6/5と出目が偏ることは良くある。でも1000回振れば平均値(3.5)に収束してくる訳だ。
そんな時に小隊は味方を自分以外に2名まで選んで固定できるようになる。この時に上手なメンバーを選べばそれだけで戦績はアップする。これが所謂「キャリー」と言う状態。
逆に初心者と組めば実質13対15の様な状態になってみるみる戦績は下がるだろう。詰まるところ、出来るだけ腕前は近い同士で組むか、メンバーの腕前にあった戦場を選ぶべき(1k戦程度ならTier4~5にするとか)、ということが出来る。
まあ、あんまり難しいことを考える必要はないかもしれないが、せめて糞プラは組まないようにしよう。別にTierズレてるけども良いよね?と言うメンバーがいたら、「格上車輌を1人で倒せるなら良いです」と声を掛けてあげよう。ちょっと意地悪かな。
互いに積極的な連携ができる
当たり前だが大抵の戦車は同時に2両を相手にすることは出来ない。使える砲塔は1個しか動かないからだ。
同時に、見えていないから撃たれた時に反撃することは至難の業だ。
この2つの理由から、「1両に対して2台で挑む」、「1両が視界を取ってもう1両が射撃する」と言う戦法は無茶苦茶強い。プラトーンはその戦法を積極的に連携して実行できる事が一番の強みと言える。
プロホロフカでの例
例えば、プロホロフカ北スタート(下図の[1]スタート)での僕とプラメン(二人共T-34-85を使用)の例を上げてみる。
- まず戦闘前、誰がどっちに行くか(=戦略)を相談する。この時は僕がE0の丘の麓に、プラメンがE5の中央付近に布陣することに。
- 到着した時点でプラメンが中央のスポットを開始、僕はプラメンがスポットした敵を視界外から攻撃[連携1]。ただし、ほぼ命中せず。しかし中央の敵はプッシュしてこないので、ここは静かな状況。
- G0にオイを発見。プラメンからも僕からも撃てない位置なので、侵攻を決意。
- 通常なら0ラインを南下するが、G0の敵と対峙する際にJ7から撃たれる可能性があるため、プラメンに中央から8ラインを見てもらいつつ、大胆に8ラインを南下[連携2]。
- 0ラインを進行していた味方の視界を借りつつ、J0まで下がったオイを撃破。そのままJ8まで確保。
- 今度は僕が視界を確保する番、J7の踏切を超えてプラメンにG6~H6の敵をスポット[連携3]。プラメンが攻撃を開始して敵の注意を引きつけた時点で、今度は僕は踏切を乗り越えて攻撃[連携4]。
- 概ね5ラインから東を確保し、残敵の掃討に入る。中略するが僕が2ラインの敵をスポットしつつプラメンが攻撃して[連携5]敵を減らす。
- 最終的には非発見状態のSU-100Yと僕(両者ともワンパン圏内)がG1とJ1で対峙する。
- 見えていないSU-100Yは危険なので一旦停止。プラメンの到着を待つことに[連携6]。
- プラメンは僕の意図を汲んで、2~3ラインの中間にある低くなっている部分をSU-100Yに発見されないように南へ移動。
- プラメンがJ2辺りで頭出しをしてスポット。絞りきっていた僕は発見されたSU-100Yの弱点(防盾以外どこでも抜ける)を狙って撃破[連携7]。チームの勝利。
小隊に慣れて基本的な戦術を共有できていればこういった動きが可能。ちなみにTS無しでの戦闘であり、最初の打ち合わせ以外はチャットも使用せず。互いの動きから意図を汲みとってのプレイだった。
最適な戦略を共有できる
地味なメリットではあるけど、マップの局面局面において互いに協議して最適解を引き出すことが出来る。三人寄れば文殊の知恵という訳。
小隊のコツ
小隊をやるときに心がけることを幾つか書いておくよ。
- 作戦を共有しよう
TSのあるなしに関わらず作戦を試合開始前に共有しよう(簡単な内容でも構わない)。それがないと3つあるメリットのうち1つ(メンバー固定)しか活かせてないような状態になってしまう。
自分たちがプラを組むということは敵にもプラが居るわけで、プラ同士の戦力に差がでたら、そら負けますよっつーわけ。
- 一緒に行動しよう
プラメンバーを助ける、互いにクロスファイアを作るためにも近く、少なくとも視界と射線が使える距離で行動する必要がある。
上のプロホロフカだと1ラインと0ラインでプラを分けたら、互いにフォローとか出来ないよね。
それぞれの戦線を支えたいって思う気持ちはわかるけど、分散より集中のほうが当然、圧倒的に強いです。
- 声掛けしよう
これも大事。プラになれた人と組めば声を出さなくても援護しあえるけど、みんながみんな慣れているわけじゃない。だから一方的に期待するんじゃなくて、出来るだけ声を掛け合って、反応を確かめながら戦おう。これはチームバトルでもものすごく大事なポイントなのでその練習にもなる(ちなみに僕の野良チームバトルでの経験上、声を出さずに戦うやつは、チームから追い出されるか戦力としては扱われなくなる)。
- 最終更新:2016-07-06 13:16:24